第9回 空手上達加速法/続・モニター実践報告
From: w-yoshida
Sent: Sunday, May 18, 2008 12:52 AM
To: 武道実践会
Subject: 第9回実践報告
Importance: High
中村様
兵庫県・吉田です。
こんばんは、只今帰宅しました。
遅れながら今回の報告をさせていただきます。
今日のメールにも書きましたが、
今回はメンタル的な部分の報告をさせていただきます。
【第9回実践報告】
カラテを始めてから早くも30年ほど経過してしまいましたが、
これといった実績を残せたわけでもなく、
憧れから始まり、KOされ、怪我に悩みながら
ここまでこれたのは一緒に汗を流す友がいて、
そしてカラテというものが好きだったからに他ありません。
一度は晴れ舞台をと密かに思いながら汗を流し
念願の壮年部での全日本では見事にKOされ自己嫌悪に陥っても
カラテを続けてきたのはただ「好き」だったからなのでしょう。
恥ずかしいことに、怪我で松葉杖をついて仕事で職場に迷惑をかけても、
申し訳ないとかそういう気持ちはなく、むしろ勲章みたいに思っていたほどです。
それでもあまり無理するなよと、仕事をさせていただける環境にいたことは、
本当にありがたいことだったとしみじみ思っています。
おそらく私と同世代の人なら、
カラテを始める動機に「空手バカ一代」があることは間違いないでしょう。
いわゆるスポ根世代ですね。
稽古が厳しければ厳しいほど燃えてくるというか、
歯を食いしばる稽古にある意味快感を覚え、それが遣り抜いたという満足感に繋がり、
今、壮年と言われる方々が入門してくるのもそういった魂の叫びなのでしょう。
しかし、現実は身体は錆びだらけで間接はぎしぎしと音をたて、
筋肉は痛みで悲鳴をあげてる状態ではそう長くは続くものではありません。
どれほど気を使っていてもやってる本人が意地でやり続けるわけで、
それに本人が満足感を覚え、足を引きずって仕事に出かける。
そうです、やがて足が遠のいてしまい、
やっぱり無理だったのか・・・・・結局、退会届・・・・
何人に同じことをくり返してしまったことかと思っています。
これはやる側の根性の問題だとか、今はそういう時代ではありません。
しかし、甘い稽古にして強さを追求できるものかという葛藤もあり、
故障したら休ませ、少しよくなったら様子を見ながらまた再開させる、
という流れで今まできましたが、
壮年部だけに限らず、昇段前にやめてしまう人が多いのです。
黒帯になれるのは10人に一人とか言われてきた▼▲カラテに
私は誇りを持っていましたが、実は型の意味すらよく理解できていません。
しかし、少し角度は違いますが中村様の脱力整体と出会い、
実践し自分自身の身体がゆるんでくることを実感させていただきました。
そこで感じたのは動作が楽になったとか速くなったというのは当たり前のことです。
それよりも身体がゆるむと心もゆるんでくるようです。
まさしく心身一如と言うのでしょうかそんな感じです。
かねがね、今の稽古の有り方に疑問は感じておりました。
稽古とは、基本、移動稽古、型、組み手を行うことだと思っていましたし、
それが当たり前のことで、そのために力をつけ数をこなすものであったわけです。
つまり、なにかをするのが稽古だとばかり思っていましたが、
何かをする、ではなくて何でもできる状態にするのが、
中村様の脱力整体だったんですね、改めて実感しました。
武道というものは大会などというものは、イベントにすぎません。
日常いつでも戦える状態に心身を整えておくことが最重要なことです。
大会中心に調整し日常は未調整の状態などというのは本末転倒でしょう。
つまり、健康体を作り上げるのが第一でそれなくして武道は有り得ないですね。
まったく今まで逆行することをしてきました。
まさしく無知からくる過ちであったと思います。
生徒が稽古に意味を見出せなくなり離れていくというのも当たり前だと思いました。
現在、指導員たちとこのことを話し合っているところです。
もっと楽しんでもらえるカラテもありだなと私個人的には思っているところです。
この脱力整体が浸透して初めて老若男女が楽しめるような
道場ができるのではないかとも考えています。
なにしろ若者でも昔のような根性だけの稽古には付いてこれない時勢なのですからね。
長くなりましたがこれを今回の報告とさせていただきます。
押忍
吉田航
